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8/8分 ちんじゅの森チャリティーコンサート2004@明治神宮

8月8日(日)
今日も昨日に続いて野外ライブ。明治神宮で「ちんじゅの森チャリティーコンサート2004」でした。
出演者はChar、おおたか静流、押尾コータローの3人、のはずが、開催一週間前に急遽決まったとかでオープニングアクトにaminさん。
これがまためっけもの!

さて、会場が明治神宮ということで原宿駅側から行けばいいやと思っていたら、チケットに「JR・地下鉄代々木駅下車/原宿・参宮橋口からの入場不可」って書いてあった。そんなこと知らずに原宿から歩いて延々20分くらい。どこにもコンサートの案内が出てなくて、警備の人に二回も道尋ねてしまった。
本殿抜けてって、ほとんど明治神宮横断する羽目に。
まぁ原宿側から行っても入れないってことはなくて、開演前だったのでスタッフしかいない舞台裏を通れて入り口方面に抜けられました。
それにしても原宿の歩道で演奏している路上ミュージシャンの騒音が、かなり明治神宮の奥深くに入っても聞こえてくる。アブラゼミやヒグラシの蝉の声に浸ろうにも浸れないあの騒音、ちょっと悲しくなった。

開演前に、このちんじゅの森コンサートの趣旨説明と、保存に尽力されているNPOの紹介、そして明治神宮の職員(神主?)さんによるお祓いがありました。おおっ、まさか奉納コンサート? さだまさしが東大寺大仏殿で奉納コンサートやったことがあったけど、神道で奉納ってあるのかな。芸能は本来神に捧げるためのモノだったというが。

このコンサートは、ちんじゅの森八十年を記念して2000年に始まり、今年で五回目。押尾コータローさんは三回目の出演だったとか。

明治神宮のちんじゅの森は、自然のままの原生林ではなく、人の手で八十五年前に作られたものだそうです。まずこれを知って驚いた。
昨日行ってきた立川の昭和記念公園もとても広くて自然が残っているなぁと思っていたのだが、明治神宮のちんじゅの森も優るとも劣らぬ素敵な森でした。それが出来てまだ百年も経っていなかったとは。
やはり昨日、立川に向かう時に首都高をバイクで通ったのだが、都内のアスファルトジャングルの中を走っているとバイクで風に当たっていても暑い。いや、当たる風自体が熱風なのだ。
しかし、明治神宮の横を通る時、風の温度が下がり緑の匂いとともに涼しくなる。ああ、森って大切なんだなぁと実感した瞬間でした。
その大切な森を守っていくためのチャリティーコンサートだったようです。いや、奇遇だなぁ(笑)。お役に立てたなら嬉しい。


さて、最初はおおたか静流さんとaminさん、そして押尾コータローさん三人による演奏。
曲は、題名を忘れてしまった……。サントリーのラジオCMでも使われてバグパイプで演奏されているスコットランドの民謡だと思うのだけど。どなたかご存知の方いらっしゃいません?
これがまた幻想的で良い演奏でした。
初めて見るaminさんも可愛らしい方で、いっぺんでハマる(笑)。
おおたかさんは……、なんか妖艶というか、イッちゃってるというか。いや、そんな。歌の上手い人でしたよ、ってフォローになってない。
おおたかさんはすぐに引っ込んで、aminさんのステージに。
一曲だけ押尾さん伴奏でaminさんとのコラボレーション「さよならを教えて 〜it hurts to say good bye〜」。元はフランソワーズ・アルディの大ヒット曲。中国語も発音の綺麗な言葉だけど、なんかフランス語の歌を歌っても全然違和感ないのでびっくり。押尾さんも「この曲を中国語でやるか!」とCDを聴いて感激して、今回共演の運びになったとか。
このあたりでaminさんの歌唱にもハマる(笑)。
ご自身もアコースティックギターを弾かれるのだが、なんだかぼくでも弾けそうなシンプルな演奏でした(^^;)

次は押尾コータローさんのステージ。
昨日はやってくれなかった「ジュピター」に驚いた。
最近、このホルストの「惑星」の中の一曲である「木星=ジュピター」に歌詞を付けて歌われたのがヒットしたが(誰の歌だったか忘れた。思い出せないでもかまわん(苦笑))、あれは中間部のいちばん歌にしやすいメロディを抜き出したもの。そんなことは三十年も前に冨田勲がやっておるわい。
押尾さんのジュピターは、オリジナルの「木星」そのままではないものの、何種類かある主旋律を全部採り入れてギター一本で弾いていた。聴いているうちに、金管楽器の鳴り響くフルオーケストラに優るとも劣らない迫力のある音の世界が目の前に広がってきて……、いやぁ、本当に感動した。やっぱりCD買わなきゃだわ。
メンバー紹介もあり(笑)。ベースギターとエレキギターの二人いるらしい。が、ほんとにアコギの音か?とビックリした。エフェクターかなにか通してるのかな、特にエレキのほう。
お客さんのいじり方も上手いですね。「イェーイ!」とか言わせようとするけど、全然合わなかったり(笑)。
演奏の途中で何度か客席が笑ったんだけど、オジリナル通りに演奏しない意外性で笑わせてたのかな? CDを聴いてないのでその違いがわからず、ちょっと悔しい。

おおたか静流さんのステージも印象的。
最初の曲は「ファイナルファンタジー」の……なんだっけ? タイトル忘れてしまった。
二曲目だったか、歌い出したはいいものの、後から入ってくる縦笛とピッチが違う(笑)。歌い出す前に音取りもしないでやるから(^^;)。
縦笛の方はサックスもやってたのだが、この女性の奏者はソプラノとアルト(かな?)の二本同時にくわえてハーモニーを出したりもしていた。
昔、ぼくもトランペットでやったなぁ。ラッパで和音出すのはそーとー難しい(笑)。サックスも簡単だとは思わないけど、リード楽器のほう楽じゃないかな?
パーカッションの方は、なんかおフランス帰りのインテリを模したようなメガネと揉み上げ姿でチンドン屋の格好してみたり。これも相当に強烈だけど、後ろのほうの人にはそこまで見えなかったかも。

ここまでで一時間半。
次のステージの準備の間に明治神宮外苑の花火大会の「音だけ」聞こえてくる。花火の光はまったく見えず。

Charは……、書くまでもないとうか、盛り上がってました。途中から客席総立ちで。たっぷり50分くらいのステージ。

さて、アンコール。
まずは押尾さんとCharの二人で即興のブルース。
「ちんじゅの森で歌えて嬉しかった 子供の頃から来てたんだー♪」とCharが歌えば、押尾さんは「なにが嬉しいって隣にいるのは……Char !」
Char「はいみなさんご一緒に」
客「チャー!!」(笑)

いやぁ、ブルースらしいいい加減な歌詞で良いなぁ(笑)。

二度目のアンコールは、押尾さん、おおたかさんがまずステージにあがる。おおたかさんはウェディングドレスのような衣装。「8章節歌うために着てきた」とか。
この衣装をめぐる押尾さんとのやりとりがまったく噛みあわずに(笑)。

押尾「(懸賞かなにかで)当たったの?」
おおたか「いや、自分で作った。自分でって裁縫したわけじゃなくて……」
押尾「(おおたかさんのトークにかぶせて)母さんが夜なべをして♪」
おおたか「(悪乗りしたおおたかさん)ドレスを縫ってくれた〜♪」

このあと、この「母さんの歌」はアンコールを通じて重要なモチーフになる(笑)。
あれ? aminさんを交えて三人で歌ったのなんだっけ?(^^;)

さらにCharも再びステージに上がり、「見上げてごらん夜の星を」を4人で。
Charはおおたかさんの衣装を見て「こんなに白が似合う人見たことない。嫌みなくらいだよね」と言って会場の大爆笑を誘う。以前二人はバンド組んでたとかで(レゲエだったかを、騙されて組まされたそうで(^^;))、会場からもどよめきが。どうりで息がピッタリなわけだと納得。

18時から21時15分近くまで、三時間以上のステージに大満足の一日でした。

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