さよなら、ASTEL
思えばMelody特製PHSが販売されたのを機に入手したASTELのPHS。
それまでも携帯電話(PHS)なんてあまり要らないと思ってたし、現在もほとんど使ってない。
必要なのはイベントの時に仲間と連絡取りあったり、外出先でメールをチェックしたりするためだ。
一番使うのは、F-1を鈴鹿サーキットに観に行ったときだ。現地にいると意外と細かい情報が入ってこない。各チームの出すニュース・リリースも、全車の予選タイムを知ることも難しい。そこで、パソコン通信を利用するのだ。
ぼくは結構早いうちからいわゆるモバイルをやっていた。10年以上前に、モノクロ2階調の液晶画面という貧弱な表示デバイスのPowerBook 145Bを持って、鈴鹿の寒空の下でISDN公衆電話からニフティサーブのFMOTOR4に繋いだ。バッテリーをもたすために液晶のバックライトを消して、ハンドライトの光で読んだ。
やがて機種変更をして、PHSとノートパソコンでデータ通信ができるようになった。ISDN公衆電話を探して片道2キロも歩く必要は無くなった。
さらにASTELのドットiサービスにより、ノートパソコン無しPHS単体で予選結果と簡単なトピックくらいは読めるようになった。
しかしこの11月いっぱいで、そのドットiサービスが無くなる。アステル東京以外の地域で使えるようにするためには、電話番号も変える必要が出てきた。
今年から使い始めたPDAのCLIEを併用すれば、外出先でデータ通信することでメールチェックは可能だ。F-1情報だってWebサイトそのものを閲覧できる。
でも、メールが来たことを知らせてくれはしない。メールが来てなくても定期的にチェックしなくてはならないのは不便だ。
ぼくの契約はかなり前のものなので、今は無いエントリープランが使えている。月々の基本料金がたったの1,350円。長期割引もあるので、通話料はほとんど0。ドットiでメールのチェックをしたりすると、その分の利用料金がわずかにかかるだけ。先月の請求は消費税込みでたった1,459円だった。
今どき液晶がモノクロで、カメラだってもちろん付いてない。アンテナも折れて傷だらけだ。
でも、通話品質はとっても高い。料金は格安。小さくて軽く、シンプルで電池も長持ち。そんなASTELが気に入っていた。
だって、7年も使っていたんだから。
だけどもう、メールも使えなくなるんじゃおしまいだ。
さよなら、ASTEL。
ぼくは今日、新しい携帯を手に入れる。
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