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PSEなし中古家電の販売、事実上容認(Yomiuri Online)

PSEなし中古家電の販売、事実上容認(YOMIURI ONLINE)
PSE:マークなしでも販売認める 経産省が4月以降も(Mainichi INERACTIVE)
経産省、PSE運用緩和 中古品の販売、当面(Sankei Web)

PSEなし中古家電、実質販売OKに 「後で検査」前提(asahi.com)

坂本龍一さんもblogで「やったぞ!!!!!!!(って、マジかよ?)」と書いてらっしゃいますが、ぼくにとっても「マジかよ?」と大きな疑問符が。

おおむねニュースでは、事実上これまでどおりの中古品の流通が認められたと書いてますが、asahi.comの記事中に気掛かりな記述が。

「消費者がPSEマークのない中古品を買う場合、販売業者による検査を受けてマークが付くまでの間は、販売業者側が引き続き商品の所有権を持つ形になる。所有権が業者側にある間は、修理などの費用は業者が負担するほか、廃棄する場合の処理費用なども業者側が負担する。」

つまりこれまで、ぼくがよく中古品を買っていた清進商会などの店では、動作確認期間として(?)一週間程度、長くて三ヶ月程度の保証期間を付けていましたが、今後は検査するまではずーっと販売店側が修理対応しなくちゃならなくなるわけでしょ?
検査しない限りは二年でも三年でもレンタル中ってことになるわけだから。

これでは中古販売店側も対応し切れないのでは?

やはりこれは、暫定的に「事実上の猶予期間の延長」を得たと解釈し、PSE法そのものの改正を視野に今後も反対運動を続けていく必要があるのではないでしょうか。

まだまだこんなことで満足していてはいけませんよね。

追記:この問題を取り上げておられる民主党の衆議院議員・川内博史さんの blog「正々堂々blog」にトラックバックを送らせていただきました。

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電気用品安全法に反対する

最近、新聞などでも話題になっている「電気用品安全法」。
その新聞記事では古いビンテージのギターアンプやシンセサイザーなど楽器をメインに取り扱っていたため、あまり自分には関係ないかなぁと思っていたのですが。

とんでもない!

「中古家電、もう売れない? 電気用品安全法が猶予切れ(asahi.com)」

http://www.asahi.com/life/update/0218/005.html

上記asahi.comで取材されている清進商会は、ぼくもなんどか利用した中古オーディオの店。アキバに行くたびに覗いています。
ここでカセットデッキやノイズリダクション・ユニット、プリメインアンプなどを買ったことがあります。
アキバの他の店でも中古でD/Aコンバーターを買ったこともあります。

新品を買えばいいんじゃない?そう思われるかも知れません。

しかし、現在は新品で流通していないものも多いのです。

わかりやすいところでは、ベータのVTR、DATのデッキ。
レーザーディスクは一応新品が買えたかな?

つまり、昔そろえたメディアを再生する機器の入手ができなくなります。

古い機材は通産省の指導する性能補修用部品の最低保有年限を過ぎていることもあり、実際うちのVTRもメーカーでは修理できなくなったのが二台。現在販売されているVTRよりも高性能なだけに、現行の新品に買い替えるつもりはありません。
しかし、中古の完動品を買うこともできなくなるわけです。

楽器、オーディオのみならず、ゲームやらなにやら。
子供の頃あこがれた往年の名機を秋葉原のすみで見かけて「いつか買いたいな」と思っていたのが、再来月からは買えなくなる……そんな馬鹿な!

さっそく坂本龍一氏などが署名運動を始めています。
ぼくもすでに署名をしてきました。

電気用品安全法(PSE法)に対する署名
http://www.jspa.gr.jp/pse/

また、坂本龍一氏のblogにもトラックバックを送らせていただきます。
「ひっかかり」電気用品安全法(PSE法)に対する署名サイト

「気刊くろみつタイムス」様にもトラックバックを送らせていただきます。

ミクシィにはこのことについて議論するコミュニティ「「電気用品安全法」に異議アリ!」というところがあります。
読んでみると大変勉強になります。

電気用品安全法@2chまとめ(Wikiによるまとめサイト)

この法律に反対だ!というかたは、ぜひ署名をお願い致します。

2/19 00:25追記
電気用品安全法は来週の「@ヒューマン(NHK総合:毎週土曜22:58〜24:00)」でとりあげられるようです。

さきほどの番組内では「来週」と言ってましたが、25日はトリノ・オリンピックのためお休みとWebページには書いてありますね(^^;)
再来週の放映かな?

番組Webページ
http://www.nhk.or.jp/human/

番組blog(現在エントリーは無し)
http://www.nhk.or.jp/human-blog/

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UX-1、引き取り

本日、ヤマト運輸便にてUX-1はドナドナ。

久しぶりにラックから引きだしてびっくりしたのだけど、詰まっている中のCDをなんとか出そうとひっくり返したり叩いたりしてもビクともしない。
いや凄いわ、この筐体。

しかし、今引き取られてもアップグレードはしてくれない。
というか、まだ受け付けてない?
案内だけは来てましたが、中旬から受け付けとか書いてあったかな。

代替プレーヤーはあるのですが、不思議とCDもDVDも見る気がしない。

ああ、早く帰ってこないかなぁ、って3連休じゃん(T_T)
いつ修理してくれるんだろう……。

と思ってたら、バイクのバッテリーが完全に死んだ。
充電してもダメ。
明日オートバックスで買ってきます。。
こちらも一万円也。
はぁ……。

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UX-1にCDを詰まらせる

UX-1やってしまった……。

UX-1にCDを詰まらせて、取りだせなくなってしまった。
これまでも取りだす時に引っかかってCD/DVDに傷を付けたことはあったのだが、中にメディアが取り残されてしまったのは初めてだ。

もちろん傷つけていいというわけではないが、個人の(つまりレンタルとか借り物ではない)CD/DVDだし、再生できないほどひどくは傷つかなかったのでほっておいたのだが。
やはり一度サービスに診てもらわないとだめかなぁ。

VRDS-NEOの機構上、こういうことは起こるんじゃないかとは思っていた。
最近はCDのレーベル面に演奏者のサインをもらうこともあるし、ピクチャーレーベルなどのCDを入れておくと上面ターンテーブルにペタっとくっつくんじゃないかと怖かった。

使い方が悪いのかなぁ、とも思う。
CDを入れたまま長時間放置するのはご法度らしい。聴きながら寝てしまうなんてこともうっかりできない。

でも、新品まっさらのDVDを入れて、早送りしてざーっと内容確認、すぐに取りだした時も引っかかったことがあった。
「デビルマン」のDVDだったので、なんかの呪いかと思ったのだが(^^;)

今入ってるCDは平井堅の「歌バカ」だが、こりゃ傷だらけでだめかな……(T_T)

買って二年、10万円のバージョンアップも近々あるし、こりゃ頭の痛いことになってきた。
TEACは新年5日から営業だ。はぁ、長い正月になりそうだ。観たいDVDも観れない……ことは無いけどね。代替プレーヤーはあるし。

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人生、ビデオを録る時間はあっても 観る時間はなし

今日は朝から何本ビデオを録ったろうか。
今どき VHS? 遅れてるよ、時代はHDD-DVDさ。圧倒的な使い勝手の良さの前には少しばかり品質が犠牲になってもかまわない、と言う人もいる。
しかしウチのはVHSは VHSでも D-VHSだ。
ハイビジョン画質をそのままのクオリティで保存できる。SD画質でしか保存できない HDD-DVD などお呼びでない。この画質の違いを「少しばかり」の「品質」の差と斬り捨てるような輩とはお友達にはなれそうにない(笑)。
Blu-rayはまだ規格が安定してないしメディアも馬鹿高い、2時間を超える長時間録画がキツイ。
保存スペースは食うが、安価にハイビジョンでライブラリーを揃えるなら D-VHSが現在のところ最善だ。

さて、年越しで録画していたものを除いても、以下の11本が今日一日で増えた。山崎まさよしは以前に録ったかも知れないので、重複してたら消す。

・ゴーストバスターズ@wowow
・ラトル指揮ベルリン・フィル来日公演@BSフジ
・小澤征爾&サイトウ・キネン@BS朝日
・イスラエル・フィルハーモニー60周年記念ガラ・コンサート@BS朝日
・Human Audio Sponge in sonar 2004 坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏がバルセロナに集う@ BS朝日
・ベン・ハー@wowow
・山崎まさよしシークレット・ライブ @BS朝日
・久石譲が奏でる映画音楽の世界@BS朝日
・ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート@ NHK BS2
・ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還@wowow
・プロローグ 25年目のシルクロード@NHK-G

なに? 裏番組があって重複してるって? ふふふ、ウチは BSデジタル・チューナーもD-VHSも二台ずつあるのさ(苦笑)。
特に夜の部は目茶苦茶で、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートはハイビジョンで録画できなかった。ロード・オブ・ザ・リング久石シルクロードが重なるので、ニューイヤー・コンサートは後日の再放送を録ることにして、とりあえず生中継はDVで録った(再放送は休憩時間など余計なところを編集して2時間くらいになる)。こっちのほうがテープ代がかさむのさ(T_T)

録りながらリアルタイムで観ていた番組もあるけど、当然半分以上は未見のまま。正月休み中に見切れるとも思えない。
まさに「人生、ビデオを録る時間はあっても 観る時間はなし! (c)島本和彦」だ。

晩御飯も食べねばならんので、上に挙げたリストの下四番組はどれも観てない。どうせ観られないのなら、さらに裏番組を観てやれ、ということでBS朝日の MUSIC SOULを観ていた。
ここで思わぬめっけものを……は別項で(^^)

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4338……やはり4348?

4338……やはり4348?

4日(土)、秋葉原に寄ったついでに久しぶりにダイナミックオーディオ5555に寄ってきました。
ちょっと情報を仕入れようと思って行っただけなので、試聴用のソフトは持っていかなかったのですが、JBLの4338を聴かせてもらうことができました。

適当なCDが思い浮かばなかったので、とりあえず今日買ったばかりの『春の祭典』ラトル&BPO (映画「ベルリン・フィルと子供たち」から)をかけてもらう。
買ったばかりで未開封、当然一度も聴いたこと無いわけですが、知らない曲を聴くよりはいいだろうと思いまして。このあいだ生で聴いてきたばかりのベルリン・フィルだし。

プレーヤーはESOTERIC DV-50s。もちろんSACDレイヤーを聴きました。
プリアンプにMcIntoshのc46、パワーアンプはMC402。

で、4338なんですが。
中低域の広がりとか、余裕をもった鳴らしっぷりは「さすが」の一言なんですが、思ったほど良くない。
あれぇ? 録音が悪いのかなぁ、と思ってしばらく聴き進む。
弦のピチカートの生々しさはまるで目の前で演奏してるような凄さなんですが、オーケストラの全奏になった時に音がごちゃごちゃしてしまう感じ。
これは音が響いて溶け合っているのではなくて、整理がついてないような印象を受けました。
ホーン型のスピーカーって初めて聴くようなものなんですが、こんなものなの? と釈然としない。

すぐに4348に変えてもらう。接続の関係でパワーアンプはMC602にグレードアップしてしまう(苦笑)。
そしたら「これだよ!これ! このあいだ聴いたJBLの音は!」となる。
ピチカートの生々しさはなりを潜めた感じですが、各楽器は明瞭に聴こえるし、なにより先日再生の難しいと思ったグランカッサ(大太鼓)が大迫力で鳴る。むしろ生より聴こえすぎるくらい。
まあ、出ないものを出すよりは、出ているものを引っ込めるほうが楽なのではないか? と楽観的に考える。楽器演奏でもそうなんですけどね。

う〜ん、これじゃ4338は選べないなぁ……とちょっとショック。4338であろうが4348であろうが簡単に手の届くモノじゃないけど、まだ4338のほうが安価だもの。それで済めば越したことは無い、というのは正直な気持ち。
でも、ペアで100万を越える買い物なら、二割安いからこちらを……なんて選び方はできない。やっぱり多少無理目で高価でも、納得の行くものを手に入れたい、よなぁ。

などと考えつつ、自宅のNS-1000Mとの違いをあらためて思い知らされる……。
そこそこ鳴ってる、なんて思ったのは甘かった。全然違うじゃないか、これ。

家に戻って同じSACDを聴いてみる。
でも、各楽器の明瞭度はウチのほうが上かも?
音量とかスピーカーからの距離が違うので、単純に比較はできないですけどね。


とりあえずは5.1ch再生を目指して、センタースピーカーとマルチチャンネルのパワーアンプの購入が優先課題なんですが、4348への恋心は増すばかり。
Project K2 9800SEとかは怖くて聴けません(笑)。欲しくなったらどうしよう、とか思ってしまって(^^;)
ノーチラスも怖いなぁ。

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McIntosh c45導入と、コンサート三昧の日々で感じたこと

McIntoshのc45を買ってもう2ヶ月くらい。
全然blogに書きませんでしたが、気に入ってないわけではありません(^^;)

これが、イイんですよ。いや、ホントに。

UX-1導入やハイビジョン放送の5.1chを再生するためには、5.1chの入力を備えたコントロールアンプ(プリアンプ)が必要だった。とはいえAVアンプは、なんかヤだ(笑)。たとえ超高級機でも。
そこでオーディオ製品としての性能を第一に考えると、意外と選択肢が無い。
アキュフェーズのCX-260か、McIntoshのc45か。デジタル入力ではないコントロールアンプだと、これくらいしか無い。
いや、コントロールアンプだけで100万超くらい出せばありましたけど、センタースピーカーやパワーアンプも買わなきゃいけないのに、コントロールアンプでそんなに出せるか、と。

ってなわけで過去に詳しく書きましたが、試聴をしてc45を選んだわけです。どちらかというと、将来のメインスピーカー選びが主眼だったような気もしますが。

当初、コントロールアンプで音が変わるってそれほど期待してなかったんですよね。
変わるなら、パワーアンプとかスピーカーとか、そちらだろうと。
だからc45にも5.1chの入力セレクターくらいの役割しか期待してなかったという。それでン十万払うのか、おのれは(笑)。

そしたら、イイんですよ(笑)。

パワーアンプ代わりは従来から使っているサンスイのAU-D907X DECADEなので、コントロールアンプの影響があってもここで食われるだろうと思ってたのに、さにあらず。

低域が引き締まって、迫力が出ました。

AU-D907X DECADEのトーンコントロールのBASSで補正した低音って、量感は出るけど締まりは無いみたいな、あまり好みの音ではありませんでした。
しかし、c45にして最初にフラットの状態で聴いてみたけど、すでにしてサンスイを越えている。
そしてトーンコントロールでちょっと出してやると、量感が出てなおかつ締まりもある。

以前、EW&FのCDの音がドンシャリだと書きましたが、嘘です。ごめんなさい。素晴らしいバランスで鳴ってます、今はm(_ _)m。

おかげでいろいろCDを聴き返すはめになりました。いやぁ、幸せ♪


今月はクラシックのコンサートに行きまくったので、生演奏を聴いてすぐそのあとで家に帰ってCDで復習、ということを繰り返しました。
生での余韻も冷めやらぬうちに、自宅のオーディオでもう一度感動を味わう。いやぁ、幸せ♪

なかなかうちのシステムもやるな、と思いましたよ。


以前、仕事でウィーンに行ったことがあるんですが、運良くムジーク・フェライン(楽友協会ホール)でコンサートを聴けました。演奏してたのはウィーン・モーツァルト・オーケストラとかなんとかいうところ。

そこでの響きは、まさに天国。
オーケストラの音が豊かに響いてまろやかに溶け合い、高い天井に向けて抜けていく。
それでいて各楽器のソロは明確に定位して、けっしてぼやけることはない。

そんな響きをオーディオでも再現できたらな、と考えていました。

誰だったか忘れたけど、ある指揮者も「ぼくらは音を混ぜ合わせようと努力してるのに、オーディオってのは分析的にバラバラに聞えるように鳴って、努力を無駄にしてくれる(苦笑)」って言ってたと思います。

でも、ミューザ川崎でベルリン・フィルを最前列で聴いて、また考えが変わりました。
ホールに反響して聴こえてくる音よりも、目の前で弾いている楽器の直接音のほうがより多く聴こえている状態だけど、決して分析的に聴こえてくるわけではない。むしろド迫力で心地よい。

そう感じられるのは、ラトルが言うところの「世界で最大の弦楽四重奏」たるベルリン・フィルの合奏能力があってのことですが。

このコンサートを契機に、「あ、これもアリだ」と思えるようになりました。

そうすると、シャープすぎるきらいのあるUX-1の音も受け容れられるようになりました。
わざわざスピーカーにタンノイを選んで響かせる必要も無いな、やっぱりJBLにしよう、そう思えました。

まぁ現状はYAMAHA NS-1000Mなんですが、さすが往年の名機。SACDやDVD-Audioを鳴らしながら、ついさっきまで聴いていた生演奏を思い浮かべてもかなり満足。
実際の生演奏って、ホールのどのへんの座席で聴くかによってもだいぶ印象が変わりますから、いつもベストポジションの自宅のオーディオのほうが良く聴こえることもあります。NHKホールの演奏とか(笑)。

では、NS-1000Mで生に及ばないところというと、三点、いや、二点?

まずは広がり。左右方向はもちろん、天井の高いホールで上のほうに消えていく残響音。これは5.1chにしても上にスピーカー置くわけではないので、再現できないかも知れませんね。
DSPで7.1とか9.1だと、やや耳より上にスピーカーを配置するものもあるようですが。どうなんでしょ?

もう一点は、重低音。
重低音といっても、PAで増幅された音ではなく、あくまで生楽器の音の範囲です。
コントラバスとかチューバ、ピアノの低音はわりと良く再生できます。
でも、楽器の出す倍音を多く聞いてるような感じですね。倍音が上手く再生できているから、コントラバスが、チューバが鳴っていると識別できる。
基音のほうが上手くなってなくても、結構ごまかされちゃうんですねこれが。
だって、コンパクトラジオの小さいスピーカーでも、それらの楽器が鳴ってるって分かりますしね。

でも、グランカッサ(大太鼓)の音は難しい。
同じ打楽器でもティンパニーってけっこう倍音が多いのでごまかせるけど、グランカッサって倍音というより音圧で響いてくる感じですよね。
音量ではなく、音圧。例えp(ピアノ=弱音)でグランカッサが鳴っていても、生で聴くと体に響いてくる感じがします。耳で聴くというより、体で感じるとでもいうか。

これは、今のシステムでは残念ながら不合格。スーパーウーハー(YAMAHA YST-SW1000)もつないでるんですが、どうも違う感じ。16Hzの超低域再生ってうたい文句だけども。

30cmウーハーのNS-1000M、30cmのスーパーウーハーYST-SW1000で出ないグランカッサが、例えば38cmウーハーを持つJBLだと再生できるのかどうか。
いや、それ以前に、マイクを通してCDやDVD-Audioに収録できているのか?

やっかいな宿題かかえちゃったなぁ(^^;)

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東京JAZZ 2004 セレクション@NHK BS2

「東京JAZZ 2004」のダイジェストが25日深夜から3日間連続でNHK BS2でオンエアされています。
BS-hiでやったときに一部失敗したけど(^^;)ほとんど録画できているのですが、長すぎるためまだ全部は見られていないのが現状。
そこでオンエアを生で毎晩見てます。

各アーティスト2曲ずつしかオンエアされませんが、特に今晩のセレクトは良かった。

「S wonderful」
「涙そうそう」         (森山良子&島健カルテット)

「Long Train Running」
(クリヤマコト SUPER JAZZ FUNK PROJECT featuring 椎名純平)

「STREET WALKING WOMAN」
「Unbreakable」
(フライド・プライド special guest 村上“ポンタ”秀一)

「Better World」
「AFRICA」      (TOTO)

「SUPER UNIT featuring TOTO 〜Rocklt RELOADED」


森山良子さんは去年ですか? ジャズのアルバムを発表なさった新人歌手で(笑)。
“THE JAZZ SINGER”こちらのアルバムから“S Wonderful”と「涙そうそう」のジャズバージョン。
思わずアルバム欲しくなる歌声でした。


クリヤマコトって「新世紀エヴァンゲリオン」のエンディングで使われた『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の人だよね?とかいう歪んだ知識しか無かったりするんですが(笑)。いや、実際彼のアルバムは「アンチテーゼ」「アンチテーゼ#2」の2枚しか持ってないので言い訳できませんが(^^;)
椎名純平さんのボーカルも良かったなぁ。“Long Train Running”のイントロのギター聴いただけで懐かしくて涙出そうになりました。


Fried Prideの二人はネットで評判が良かったので一枚だけアルバム持ってました。画面で見て「あれ? この二人組はもしや……」と思って歌いはじめたのを聴いて確信しました。
「ヒート・ウェイヴ」という洋楽のカヴァーアルバムなんですが、アマゾンのレビューも絶賛に近く、買って損はないと思いますよ。

そして説明不要のTOTO。

いやぁ、今晩の一時間は早く過ぎた。内容濃かった。


さて、ここで問題が(笑)。

BS-hiでほとんどオンエアは録ってあったので今回の放送は録画してないのですが、BS2のBモードステレオとBS-hiの5.1ch/AACってけっこう音質差があるんですよね。
途中でBSデジタルチューナーとDHR-1000(DVデッキ)のチューナー切り替えて聴き比べたんですが、中音域の厚みが全然違うんです。
ボーカルとかドラム、ベースの質感がよりパンチがあるというか、中身が濃い感じなんですね。
これだけ違うならDVで録っておけば良かったと後悔するくらい。
ただし、DHR-1000のBSチューナーは画にリンギングが出てて、これが見苦しいんですよ(^^;)。昔はDVの高画質の驚きのほうが強くて無視できてたんだけど、ハイビジョンの高精細画質を見てしまった後では我慢ができないくらい。
特にクラシックの場合ステージ上の人が多いので、NTSCよりHD画質で細かいところまで観れないと不満残るし。

以前にも何年か前にDVで録ったN響の定期と、最近D-VHSで録ったやはりN響の定期を聴き比べて、その音の密度の違いに驚いたことがあって音質差について覚悟はできてたんですが、クラシック以上にジャズみたいな音楽だと差が感じられてしまいました。

NHKの場合、たいていの音楽番組はBS2とBS-hiの両方でオンエアするけど、その両方を録画しておく経済的余裕は無いなぁ(^^;)

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驚愕のハイエンド・オーディオ

今日、McIntosh C45契約のためダイナミックオーディオに行ってきました。
ついでにといってはナンですが、またスピーカーの比較試聴をさせていただきました。

モデルはJBLの44284348
30センチのウーハーを持つ4428は、現在ぼくが使っているYAMAHA NS-1000Mと口径は同じ、値段で倍以上。
38センチウーハーを持つ4348は、JBLスタジオモニターシリーズの最高峰。値段も160万円(ペア)とケタ違い。
これを比較試聴した上で、4348と同じ38センチウーハーを持つ弟分モデルである4338(今秋登場予定)をさらに検討候補に入れる予定。

CDプレーヤーはDENONの……なんだっけな?(^^;) SACDがかかるモデルでした。
パワーアンプはMcIntoshのMC252という、セパレートで2chでは一番下のモデル。
プリアンプはまさにぼくが購入するMcIntosh C45

クラシックやジャズ、YMOの電子音楽などCD/SACDをとっかえひっかえで、まずは4428から。

ニアフィールド・リスニングという試聴環境でしたが、YAMAHA NS-1000Mよりも低音が出ている感じ。バスレフ型だしね。
金管楽器も輝かしい。
YMOでは「ドラムってこんな音で鳴ってたんだ!?」とびっくりした。もとのCDやLPは何度も聴いてたけど、SACD版は買ってからあんまり聴きこんでいなかったからなぁ。
でも、わざわざNS-1000Mから買い替えるか、というと「?」。

次に4348(簡単に書いてるけど、4428だって1時間くらい聴いてた(^^;))。
直前まで4428で聴いていたクライバー/ウィーン・フィルの「ベートーベン交響曲7番(SACD)」(輸入盤よりバカ高い国内盤はこちら)を続けて聴いたが、音の広がりが全然違う!

しょせん部屋の中に口径の制限があるスピーカーを設置している以上、コンサートホールで生で聴くオーケストラのスケール感を再現するのには無理があるのだが、43484428より明らかに一回りも二回りも広がりを感じる。
高音や低音は4428でも音量を上げれば聴けるのだが、4348では音量を上げなくても余裕を持って鳴っているし、中音域も密度があるというのかな。木管楽器、特にファゴットのような中〜低域の埋もれがちな楽器がよく聴こえてくる。

次にカラヤン/ベルリン・フィルで「ニールセン交響曲第4番“不滅”」の第二部の11分過ぎ。ここでコントラバスがものすごく早いパッセージを超絶技巧で弾くところがある。
この曲を生演奏で聴いたことはないのだが、この部分はホールで聴いたとしてもコントラバスと距離があり、なんだかモコモコと歯切れの悪い音響になってしまうのではなかろうか。
以前FMかなにかで別の演奏を聴いた時も、この部分のコントラバスにまったく迫力がなかった。カラヤン盤だけ特殊なのか?と思ったくらいだ(^^;)
最近になって知ったのだけど、「チェリビダッケが、ベルリン・フィルが演奏すると何でもコントラバス協奏曲になると皮肉を言った」という逸話もあるくらいなので、まさにそれかと。
でも、このようにマルチ・マイクでオーケストラを収録し、コントラバスにオン・マイクで迫った録音をオーディオで再生することこそ、生演奏では体験できないオーディオの醍醐味ではないかと思う。
その意味でこの“不滅”のディスクは、ぼくのチェック用CDなのだ。

さて、これを4348がどう再生したかというと、ほぼ完璧(笑)。なんと形容していいのかわからない。もう、これを聴け!と(笑)。
他にも、これまで気づかなかったところでトランペットがトリルしてるのを発見したりして「今までぼくはなにを聴いてきたんだ?」と愕然とする(^^;)。

ジャズのCDは、4428でもかなりノリがよくジャズらしさを楽しめるのだけど、どうもスケール感が不足する。こぢんまりしてしまうのだ。
しかし4348で再生すると、まるで目の前で等身大のプレーヤーが演奏しているように感じられた。
トランペットが今ぼくの右前に立って演奏している! そんな錯覚に陥った。

もはや圧倒的な4348

YMOの「UC YMO(SACD)」から「東風」「テクノポリス」「ライディーン」という超有名曲を3曲も試聴で聴くのはちょっと恥ずかしいのだが(笑)、それも「ぼくはこれまでなにを……」状態。
「東風」に関してはライナーノートで坂本龍一が「ドラムの音が、アルファスタジオの音してる(^^;」と書いている。具体的にどういう音質かはかかれてないが、ぼくがこれまでのCDや家のオーディオで聴いたことの無いような、ドライでソリッドというか、ダブついてなくて歯切れの良い、しかし耳にキツくない音が聴こえてきた。

シンセサイザーを用いた電子音楽は、生楽器をマイクで収録したのとは異なり、スタジオなり家庭のオーディオシステムで再生されて初めて聴くことができる。
つまりは、誰も「本物の音」など知らない、強いて言えば録音スタジオのモニタースピーカーで聴くのが本物だ。
その意味でも、オーディオの持つ役割は大きい。
生の音を知ってれば「これってホントはこういう音だよな」と脳内変換してしまったりするのだが(笑)、電子音楽の場合はスピーカーから出てきた音だけが一般リスナーにとっては本物だ。

ぼくは今日4348でYMOを聴いて、これまで聴いたことのないまったく新しい曲を聴いたように感動した。どんなメロディで、こんなベースラインがあって、ドラムはこのパターンで、と隅から隅まで知り尽くしたはずの曲を、初めて聴いた時のように感動して聴けた。

もうだめだ。4428のような30cmウーハークラスの製品では買い替える意味がない。

う〜ん、清水の舞台からあと2〜3度飛び降りないとだめかな(^^;) がんばって働こ。

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ハイエンド・オーディオの泥沼

結局、McIntosh C45を購入することに決めた。
同時にスーパーウーファーのYAMAHA YST-SW1000も中古で。

今後の問題はセンタースピーカーだ。
目的はホームシアターでなく、マルチチャンネル・オーディオの再生だから、L・Rのメインスピーカーに負けない音質のものを選ばなければならない。
同じスピーカーを5本用意するのが理想的だが、ウーファーが30cm以上のメインSPを考えているため、真ん中にもそれを置くとテレビが見えなくなる(T_T)

もちろん問題は他にもある。
現在メインで試用しているNS-1000MとサブのNS-10Mでは音質が違いすぎる。リア側にNS-10Mを使ってまともな5.1ch再生にできるだろうか?

となるとメインスピーカーをグレードアップして、NS-1000Mをリアに回す。新しいメインSPに見合うセンターSPを見繕い、さらにマルチチャンネルを駆動するパワーアンプも選ばなければならない。

今、惹かれているスピーカーはタンノイのかJBLだ。パワーアンプはMcIntoshで揃えたい。

うああ、泥沼だぁ。

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